しばしば二重人格のレッテルを貼られるうお座でもある。

絶対的な優位な選択肢

「 竹ちゃんの家 土地たくさん持ってるんやな~。 」

と 私が子どものころ たまに友達に言われてました。


言われている本人は全然 意味が分かっていなく 
「 えー。そうなん? 」と他人事みたいに言ってました。


まー。子どもにとって 不動産に価値があるかどうかなんか わかりませんもんね。当時。


でも 今になって分かることは

「 売り地 」などの看板を天王土地の名前に設置してるので

「 売り地 」の看板が設置してあるところは 全部 天王土地が所有していると 私の友達は 思ってたんでしょうね。


『 んなわけ なかろうに・・・。 』って話なんですが。


もちろん 中には所有している売り土地もあったと思いますが、

大半が 地主さんから 販売の依頼を受けて 募集看板を上げているだけなので 所有してるわけではないです。


完全にイメージですね。

『 不動産屋は土地をたくさん持ってる。 』みたいな。(笑)


実際 今 当社は会社で販売用の不動産を持ってませんし。

( 販売用の所有地をすべて売り切るのには なかなか 時間がかかりましたが・・・。 )


これと同じように 今でもお客さんから誤解を受けることがあります。

それは何かというと。


【 不動産の価格は不動産屋が決めている。 】という誤解。


たまーに、

「 お宅 そんな高い値段よく付けるな~!! 」

というお叱りを受けるのですが、


私達は 「 相場はこの価格ですから、その価格は高いですよ。 」と所有者に提案することはできても、価格を決めることはできません。
(当たり前ですが・・・。)


「 相場より高いかもしれんが、この価格じゃないと売らない!! 」と所有者が言えば それが販売価格になります。

あとは その価格に対して お客さんが価値を感じなければ 買わないだけの話。


それに対して

「 やっぱり 高すぎたかな?今の相場ってどれくらい? 」って所有者から聞かれれば、

「 相場はこれくらいですよ。 」とアドバイスはします。


でも 販売金額を決めるのは 最終的には所有者です。


もちろん

誰も見向きもしない金額だったら 不動産屋も紹介しなくなるので 余計に売りにくくなるんですが、
それでも どうしても欲しい人にかかったら その金額が通ってしまうので 待てる人は待つんですね。


分譲地みたいに 販売目的で造成しているような土地は 売ることが前提なので 相場を基準に仕入れもしますから 販売価格も相場から大きく離れることはありません。
(相場から大きく離れた金額で売り出して 売れ残る方が困るので。)


ただ 売主が個人の場合は 所有者の状況に応じて 販売価格が変わることが多いです。


所有者が 「 売れたら売りたいけど 安売りしてまで売りたくない。 」という状況だったら 値段は下がりませんね。


もちろん その所有者に対して 価格交渉のアプローチをしていくのが 我々の仕事ですが、あくまで 仲介なので 限界がありますし、最終的には販売価格は所有者の意思になります。

我々 仲介業者は 不動産が売れてこその手数料(報酬)なので 売主さんと買主さんの希望をできるだけ近ずける努力をするのは当たり前ですが 価格決定権を持つほど力はありませんからね。


一般商品というより 骨董品の取り扱いに近いかもしれませんね。

同じものは2つとないわけですから。


「市販の湯のみ」 と 「骨董品の湯のみ」は お茶を飲む。という 機能的な価値は同じですが、歴史の価値が違うわけですよね。

歴史に付加価値があるわけで 歴史に興味ある人は 高くても欲しいですし、お茶が飲みたいだけの人は 市販の湯呑みをかうでしょう。


不動産の場合は 歴史的価値に付加価値がある物件は少ないですが、機能的な価値が 使う人によって様々なので、物件によって 価格の差がどうしてもでてしまうんですね。


とはいっても

「 高いと感じたんなら 買わない。 」

「 価格が下がらないんなら買わない。 」

という この不況下では、絶対的な優位な選択肢が買主さんには ありますので 自分の価値と価格が一致する物件を探せばいいだけなんですけどね。



タケダタツオ

タケダタツオ不動産屋生まれの不動産屋育ち

不動産屋目線で気になったことを書いてます。 一応 不動産屋なもので。 ちなみに物件情報とかは書きません。 不動産屋が不動産の物件情報を書いてもおもしろくも何ともないんで。 その辺は 書きたい不動産屋さんにお任せしたいと思ってます。 コメント、メッセージには必ずお返事していますが、業務の関係上 遅れる場合もあることだけご了承ください。

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