昨日のブログの続きですが、なぜ この『 建築家がつくる建売住宅(規格住宅) 』が商売としておいしい。かですよね。
話が全く見えない人は 昨日のブログを読んでくださいね。
(参考:商売としておいしい。 – 不動産屋の頭のなか-姫路市、たつの市、太子町)
規格住宅っていうのは 基本的に整形地向きです。
変形土地には向きません。
ということは お客さんは整形地を求めます。
でも 整形地って高いですよね。
この時点で 不動産屋としておいしいです。
土地の価格が上がれば 上がるほど 仲介手数料も上がりますし、売主だとしても 利益が取れます。
ただ ここで問題がでてきます。
土地+建物の希望総額が決まってれば 土地代が高くなると 住宅に回せるお金が減るんじゃないの?と。
そのとおりです。
で そこで 規格住宅の力を発揮します。
規格住宅=ローコスト住宅なので 安く建てても利益がでるように設計しています。
安いですけど 安く見えないオシャレなデザインに仕上げるところは さすが 建築家!!というとこですね。
というわけで 建築家(設計事務所)も規格住宅なので 設計の手間がかからず 同じような案件を数多く回せるので 「 商売としてそれなりにおいしい。 」でしょう。
じゃ この辺で また明日~。と 逃げたいとこですが、 逃げるわけにはいかないですよね。
「 商売としておいしい。 」ということは 「 お客さんとしてはおいしくない。 」と思いませんか?
建築家の設計した家に住みたいから土地を買うんですよね?
ちなみに 建築家の報酬(設計料)は建物の総額に対してのパーセンテージで決まる場合が多いです。
だったら 報酬額が少ない案件と 報酬額が多い案件だったら 多い案件に力を入れると思いませんか?
「 でも 土地+建物の総額が決まってるからな~。 」とお思いかもしれませんが、だったら土地にかける価格を下げればいいんですよ。
具体的には変形地を探して さらに価格交渉するわけです。
めんどくさいですけどね。(汗)
たまーに
「 変形地って安いけど 買う気にならない。 」って人いますけど、じゃー何のために建築家の家を建てるんですか?って話です。
変形地に家を建てるのは どこの工務店、ハウスメーカーより 建築家が一番得意です。
建築家の設計した家に住みたいんだったら、建築家が仕事をしたくなる環境( 報酬・やりがい )を演出( 提案 )しないとダメですよ。
と、少し熱くなってしまいましたが、【 建築家がつくる規格住宅 】で 窓口が不動産屋の場合( ほとんど そうですけど。 )は 不動産屋が儲かるビジネスモデルになってます。
じゃないと 窓口になるために 必死に広告・宣伝にお金をかけないですからね。
私も 過去に何度か 建築家の設計をお客さんにご提案したのでわかるのですが 「 変形地+建築家の家 」が一番 お客さんにとってメリットがあります。
でも 不動産屋は大して儲かりません。( 建築家の管理をこっちがしないといけないので それなりにストレス+タダ働き。 )
といって 「 整形地+建築家の家 」なんてセンスのない提案は絶対しませんけど。
建築家と家づくりをはじめよう HOUSECO
↑ こういうサイトもあるんですから、まず家造りを任せたい 建築家を探して 一緒に土地(安い)を探す方法がいいと思いますけどね。
だって 土地が安い方が 建物に費用が回せて その結果 建築家の報酬がUPするんですから。
理想や理念も大事ですけど 報酬が仕事のモチベーションになるのは みんな同じだと思いますよ。
(一部の金持ちを除いてね。)
コメント