地盤補強と聞くと、建築メーカーから 「地盤補強してもらわないと建物の保証ができない。」と言われしぶしぶするケースが一般的かなと思っていました。
というのも 不動産取引の慣行上 土地を買う前に地盤調査をすることができないケースが多いので いざ土地の所有権移転をした後に地盤調査をしたら 地盤補強が必要で 追加費用がでてビックリした。というお客さんが結構多いんですね。
地主さんによっては 「 契約後だったら調査していいよ。 」という人も増えてきたので 最悪 補強費用分の追加がキツイ場合は解約もできますが、その場合は手付金は没収になってしまうので、基本的に解約する人はいないですね。
と 言いながら これも需要と供給のバランスから起こっていることで、実際 埋め立て地で軟弱地盤が想定される土地は売れにくいので 地盤補強費用分を減額して販売するケースもあります。
と なんとなくマイナスなイメージしかなかった地盤補強ですが、震災で液状化被害が相次いでいることから、施主が積極的に地盤補強をする動きがでてきているそうです。
とはいっても まずは液状化しやすい場所に家を建てないのが大前提ですね。
ちなみに どういった土地が液状化しやすいかというと。
埋め立て地や干拓地、昔 川が流れていた場所などです。
逆にこういう場所は価格が下がる可能性が高いので あえてこういうところを選んで価格交渉をして しっかり地盤補強するのもありかもしれませんね。
事実をおさえた上で解決策を用意して交渉する。
交渉の基本ですね。
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