「 不動産はじっくり時間をかけて探すべきですか? 」というご質問を割といただきます。
実は何とも答えにくいのですが、「 じっくり時間をかけて探そう 」という気持ちの時点で それほど不動産が欲しい状況じゃないんですね。
仮に 「 3年以内に土地を買って家を建てる。 」と計画した人がこのスケジュール通りにちょうど3年後に家を建ててるかというと、多分 違ってると思います。
どう違っているかというと・・・。
もっと早くに家を建てているか 土地さえ決まっていないかのいずれかだと思います。
具体的に言うと 1年以内に建てているか 3年後も土地が決まってないかのどちらかだと思いますね。
というのも 3年間も不動産屋と建築会社の営業マンがお客さんをほっておかないからです。
工期が短い工法だったり、キレイに整備された分譲地だったり お客さんが買いたくなる様な状況をドンドン提案していきますから、それに3年間も抵抗し続けるには相当な精神力がいります。
もしくは 買う気がなくなっているかどちらかですね。
(というわけで 3年後に土地さえ決まっていない状況も考えられるわけです。)
それと 極めつけは 国がほっておかないです。
どういうことかというと フラットの優遇金利を少なくしていったり、優遇税制を少しずつ無くしていく方法をとります。
国からしたら 税金は取りたいわけです。
でも なぜ優遇措置をとるかというと 住宅を建てれば建築資材も売れるし 大工さんの仕事も増える、家電も売れる、と 多方面に経済効果があるんですね。
で、経済が上向けば 全体から税金が取れるという 今はやりの 「 フリー 」戦略です。
というわけで この戦略はダラダラ 優遇期間を長くすると効果が無いので 少しずつ縮小して煽ります。
それに耐えられるかどうかもカギになりますね。
というか 「 3年待つこと 」 と 「優遇措置が減っていって 支払が増えること 」を天秤にかければ 人がとる行動は決まってきます。
損はしたくないですからね。
あっ でも 他にも損をしない方法はありますよ。
交渉力を身につけるか、交渉力を持ってる人を味方につけるかのいずれかです。
価格交渉、条件交渉 すべての交渉に手を抜かないことですね。
不動産で損をしない方法は 何かとたずねられたら、私はこう答えると思います。
「 ダメもとで交渉すること。 」
これ意外とする人少ないんですけどね。
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