「 私 神戸から来まして、リンゴの販売をしています。 」と事務所におじさんがやってきて、
「 買わなくてもいいんで 話だけでも聞いてもらえませんか? 」とアプローチ。
この時点で 私なら断るんですが、たまたま嫁さんが対応したみたいで、リンゴ買ってました。
どういうビジネスモデルか 想像はしていましたが 自分なら絶対買わないので、嫁さんの話はおもしろかったです。
リンゴジュースも買った嫁さんが まず思ったのが。
「 リンゴだけでいいんですけど・・・。 」ということ。
リンゴを買おうとしたら リンゴ酢をすすめられて、なんとなく悪い気がしたので リンゴジュースを買うことにしたそうです。
たいした金額ではないですが、スーパーのリンゴジュースより高いのは確か。
で 最後に
「 リンゴも 買われます? 」と聞かれる始末。
「 いや もともと リンゴだけ買うつもりなんですけど。 」って感じなんですが おかまいなしみたいです。
確かに2人1組で 訪問販売するんだから リンゴだけでは採算とれませんわね。
「 また何かあったら電話下さい。 」と名刺をもらったみたいですが その 「 何か 」がよく分かりません。
追加注文を指すのなら 申し込みFAX用紙 か 電話番号を書いた取り扱い商品一覧表を渡すべきでは?
と思ったんですが、追加注文をする気はないのでどっちでもいいですけど。
ただ こういう販売方法を見ると 立地のいい店舗で商売をしないといけない意味がドンドン薄れている気がしてなりません。
ネットスーパーで買い物をする人も増えてきてるので お店に買いに行くという動線が絶対的なものでなくなるのもそう遠い話じゃなさそうです。
って こんなニュースもありましたし。
【 アマゾンジャパン、ネット通販の物流支援で食品の取り扱いを開始:日刊工業新聞 】
空き店舗が増えるわけですよね。
ただ 商売をするのに店舗がいらないというわけではなくて 利用の仕方が変わっただけの話なので 今からお店を始めようと言う人には追い風だと思います。
だって 交渉が以前よりずいぶんしやすくなってますからね。
固定費(家賃)を安くできれば 柔軟な経営がしやすくなりますから、新しい発想 サービスで既存の店舗との差別化も図れると思いますしね。
まず 「 既存の店舗と同じ業態、サービスで事業を始める。 」という危険な行為をしないことが大前提ですね。
ただ、ここで大事なのは 冠に「 お客さんから見て 」がついているのを忘れてはいけません。
商売を始める自分から見て 【 既存の店舗と同じ業態、サービスじゃない!! 】と思っても お客さんからみて同じならダメなんですよね。
実はこの感覚 結構難しいみたいで 言葉では理解できても 実際なかなかできないんですね。
(相当 勇気のいる行為ですから。)
ちなみに 私も 「 せっかく 自分のお店を持つんですから 勇気を持って一歩踏み出さないとね!! 」と自分自身に毎日言い聞かせてる状態ですけどね・・・。(苦笑)
ホント この一歩が一番難しいかも。
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