「 そんな安い値段を査定した不動産屋の顔が見たかったんや。」と地主さんに 言われたことがあります。
知り合いの建築屋さんに依頼され 査定額を出したところ その建築屋さんに「一度地主さんにあってもらえへんか?」と言われたので 一緒に訪問したのですが、そのときに寒い玄関先で地主さんにこう言われました。
もう、10年くらい前の話ですけどね。
その地主さんが言うには
「 知り合いの不動産屋に聞いら そんな安い査定する不動産屋の顔が見たいな。って言うてたで。 」と。
「 そうですか。 」と早々に話を切り上げて帰ったのですが、いろんな地主さんがいます。
もちろん それから再び その地主さんと会うことはありませんが 紹介してくれた建築屋さんには、
「 悪いけど この話にこれ以上タッチする気はないですよ。 」とお伝えして終わりです。
その地主さんの知り合いの不動産屋さんがどれほどの人か知りませんし、どういう状況でアドバイスをされたか知りませんが その土地は未だに売れていません。
もちろん 相場価格も当時査定した金額よりずいぶん下がっています。
実は この地主さんのことは完全に忘れていたのですが、「 60代姉妹?餓死か 残金数百円 やせ細り 豊中 :産経関西 」の事件で思い出しました。
詳しい事情は知りませんが、
「 相談する人がいなかった。もしくは相談する人を間違った結果 」
な気がします。
不動産で失敗する人の大半は これが原因です。
資産は持ってるだけでは資産になりません。
運用してこそです。
売ってもいいですし、貸してもいいわけです。
結果 マイナスにならなければ 資産となります。
マイナスの状況で持ち続けるのは 資産ではなく死産( 負債 )ですからね。
こういう事件にまで発展するとショッキングですが 似たような話は結構あります。
ホント 注意が必要ですね。
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