「 南道路で日当たりが良い土地なんだけど、南の土地に大木があって日陰になりそうだね。 」
と お客さんからご指摘を受けました。
どういうことかというと、
敷地自体は南側に道路があって、日当たりは確保できそうなのですが、
実際に現地を見ると 南道路の南側が 神社になっていて 樹齢100年以上と思われる大木があったわけです。
で、
「 南側は道路なんだけど 2時くらいになると大木の日陰になってるよ。 」とのご指摘だったわけなんです。
自分の敷地はどうにかなりますが、他人の敷地 ( しかも、神社!! ) の大木 (しかも、樹齢100年以上!!)の移動はできるハズもありません。
「 さすがにこれはしょうがないですよ。 」と私も言いましたが、何かプラス材料はないかな~。と考えてたら、数日後、お客さんからお電話がありまして。
「 違う日に現地にいったら 落ち葉が全部落ちてて 日当たりが良くなっていたわ~。 」と。
「 あー。そうですか。それは良かったですね。 」 とホッとしたのですが、
同時に 「 うまいことできてるな~。 」と妙に感心してしましました。
どういうことかというと、
夏場は青葉がしげって 直射日光をさえぎり、冬場は落ち葉が落ちて直射日光が部屋を暖かくするんですね。
しかも こんな大木、自分で育てようと思うと大変ですけど、すでにあるわけですし、神社のものですから 管理は神社側がしてくれるでしょうから。
逆に この神社の大木はプラス材料になりました。(喜)
ちなみに建築家が設計する家は 採光はもちろんですが、周辺の景色も結構 意識するみたいで、リビングからの景色であるとかを計算して設計されます。
( 借景ということです。周辺環境もデザインに取り入れるわけですね。 )
「 南道路で日当たりが良い土地なんだけど、南の土地に大木があって日陰になりそうだね。 」
と お客さんに 言われたときに
「 夏場は青葉がしげって 直射日光をさえぎり、冬場は落ち葉が落ちて直射日光が部屋を暖かくしますよ。 」
とサッと答えられれば良かったんですけどね・・・。
でも、今後は こういうアドバイスを 他のお客さんにもできるので、ご指摘をいただいた お客さんに感謝です。
というか、私のアドバイスはこういうケースの積み重ねがベースなんですけどね。
で、自分なりに整理して現場に落とし込むんで、その結果をこのブログで書く。みたいな。
(ありがとうございまーす。(笑))
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