その大学生は 「 家賃収入なんて不労所得やん。 」と母親に言ったそうです。
その息子は大学生になって 今まで読まなかった本をちょっとよんだり、仲間の学生たちのとの談義の中で、左翼的思考にちょっと影響をうけて
「 オレって世の中を知ってるんだぜ。 」的な感覚で 得意げに母親に話したようでした。
そして、その息子は 親に学費を出してもらって大学にいってる身分で 大学はそこそこに アルバイトに熱中していたようで、
「 ボクは毎日アルバイトして一生懸命働いてお金を稼いでる。 」といい気になっていたようです。
母親は「 あー。そう 大変やな~。 」と笑いながら息子の話を聞いてくれていたそうです。
ちなみに この青二才が得意げに話した 「 家賃収入なんて不労所得やん。 」という会話は その息子の父親は知りません。
父親がその話を聞こうものなら、
「 おまえは 誰がどうやって稼いだお金で そんな呑気な生活ができているか分かってるか? 」
と 学費から何からストップされることを母親は知っていたからです。
だって その父親の職業は 不動産屋であり賃貸物件オーナー(家主)だったからです。
もうお分かりだと思いますが、その青二才の大学生は誰かというと・・・。
私です。
えー。アホです。
しかも 「 家賃収入なんて不労所得やん。 」というセリフは ナニワ金融道という漫画を見て影響を受けたモノで マルクス主義的な本格的な書籍から影響をうけてるわけではありませんでした。
(原作者の青木雄二さんはバリバリにマルクス主義の影響を受けていたそうですが。)
不動産屋+借家業という仕事から稼いだお金で 学費や仕送りをもらっている人間が 本来の目的である学業そっちのけで 小銭稼ぎのアルバイトをしてるわけですから、【 アホ 】以外に言葉が見つかりません。
まー。あの時 母親はよく我慢して聞き流してくれたな~。と感心してしまいます。
と アホな私の話はここらへんで終わりにしといて・・・。
もちろん 今は 「 家賃収入なんて不労所得やん。 」って思ってませんよ。
そこに至るまでのプロセスが大変なことも それを維持することがどれだけ大変なことか知ってますから。
ただ、知ってるからこそ 必死にその対策を考えて実行してるんで 「 そろそろ 父親の賃貸業にもプラスになってるかな~。 」とちょっとだけ思っています。(懺悔の意味も込めて。)
「 賃貸経営なんて片手間でできるよ。だってウチの両親も楽そうだったもん。 」とお思いの二代目賃貸オーナー( 予備軍を含む。 )の皆さん。
時代はドンドン変わってますよ。
今はそう思ってても問題ないかも知れませんが、実際に賃貸物件を引き継がれた際にはそれなりの苦労があると思います。
実際 その状況にならないと真剣に考えないですしね。
( 自分自身も そうでしたけど。 ※私は二代目賃貸オーナーではないですが。 )
いずれにしても 「 家賃収入なんて不労所得やん。 」と思ってた私が 賃貸業へ参入する準備を始めているわけですから 人生はよくわかりませんよね。
おじいさん、おじさん、父親が残してくれた天王土地って会社のおかげなのは間違いないですけどね。(感謝。)
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