新築住宅は建売住宅でもオール電化の物件が増えてきました。
でも、中古住宅は設備がプロパンガスや都市ガス対応の物件が まだまだ多いですね。(・・・当たり前か。)
ちなみに中古住宅を買われる方で
「 知り合いのプロパンガス屋がいるから ガス屋をそこに変えよ。 」
と思ってる方は契約時に注意が必要ですよ。
どういうことかというと・・・。
『 オール電化にしようと思ってガス屋さんに連絡したら撤去費用を請求された。 』
というケースが出てくるからです。
プロパンガスは最初のガス管の配管費用がタダなのですが、タダで配管して1年くらいで オール電化に変えてしまうと 配管撤去費用を請求されます。
( 1年で変える人はいないでしょうけど。 )
15万円の配管費用を15年償却するケースが多いので、タダでガス配管してから1年でオール電化にする場合はガス配管撤去費用として14万円請求されます。
※計算 15万円ー(15万÷15年×1年)
というわけで 中古住宅を買ってすぐ オール電化にリフォームしようと思ってる場合は 【 ガスの配管の権利をどこが持っているのか? 】 と 【 残存価値の確認 】が必要です。
リフォームをする前提で買うんだったら、「 ガスの配管及びガスボンベは売主負担で取引日までに撤去すること。 」などの特約条文が必要になりますね。
ちなみに築後30年近くたってる物件のガスボンベを撤去してもらうだけでも15,000円くらい請求されます。
「 30年間もガス代払ってるんだから 撤去くらいタダでしてよ。 」とも 思いますが・・・。
で、これは余談ですけど 【プロパンガス配管の権利はガス会社】という契約で配管をしているケースが多いので、ガス会社を変えようと思ったら、ガス屋同士で ガス配管の売買がされます。
( 前のガス会社→新しいガス会社へ。 )
だいたい5万円くらいだそうですが、こう考えると 「 ガス配管をタダでしても損はしないな~。 」と思いますね。
( まー。商売ですから損することはしないでしょうけど。 )
話をもとにもどしますが、こういうガス配管の権利関係も 購入後の利用方法によってかわってるくるので、購入前に売主、買主、仲介業者の調整が必要になってきますね。
あとで、
「 こんな費用がかかるなんて聞いてないで!! 」と仲介業者が双方から責められるパターンになっちゃいますから。
( 要するに仲介業者の責任ということですね。 )
いくら仲介業者の責任といっても、所有権移転後のトラブルは 解決しても後味が悪くなるので 要注意です。
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