「 住宅ローンアドバイザー 」なる肩書きを名刺で見ることが多いです。
ちなみに私は持ってませんが、住宅ローンの専門家という位置付けみたいですね。
【 参考web:【財団法人 住宅金融普及協会】 住宅ローンアドバイザー専用サイト 】
住宅メーカーの営業マンの名刺でよく目にするのですが、どういうアドバイスをするか気になります。
というのも、どちらを優先するか知りたいのです。
どういうことかというと。
1.営業成績
2.住宅ローンの健全性
果たして この2つのどちらを優先するか?
営業成績を上げようと思えば、家を売らないといけません。
で、お客さん的に少し厳しい資金計画の場合、無理をすれば住宅ローンを組むことができますが 今後の返済に不安が残る場合は、お客さんの為に売らないという選択があるかどうか?
・・・。
多分、営業成績をとると思います。
これは 別に営業マンが悪いわけではありません。
多少、無理な資金計画でもお客さんが納得すれば、それを勧めるのが当たり前ですし、そのために会社は営業マンに給料を払っているわけですからね。
大事なのは、
「 住宅メーカーの営業マンが住宅ローンアドバイザーの資格をもっているから、この人の勧める住宅ローンなら間違いない。 」と思うことに違和感を持つことです。
たまに、住宅メーカーがオープンハウスの時にファイナンシャルプランナー(FP)無料相談会みたいのをやってますが、
「 住宅メーカーに都合のいい資金計画が出るに決まってるから、それなら普通に銀行で相談した方がいいね。」
と思う感覚が大事です。
お金を貸してくれるのは FPではなく金融機関ですからね。
オープンハウスでFPが 「あなたには家は買えません。」なんて お客さんに説教でもしようものなら、住宅メーカーから逆に説教されますからね。
「 お宅は誰から仕事をもらってるんだ? 」と。
結局 「 自分で調べるのが遠回りなようで面倒ですけど 安全な道です。 」という耳の痛い話になってしまいます。
まー 私の場合、新築を探している人に中古のご提案をしたり、
中古を探している人に親が持ってる土地に家を建てる事を提案したり、
はたまた 家を売ろうとしている人に賃貸をご提案したりしてしまったりと自由気ままに お仕事させていただいています。
ただ、個人的な経験や実務的な知識、市場の流れからご提案しているので 「 こうした方がお客さんにとって得策だろうなぁ。 」というのがベースにあります。
「 目の前の利益より、信用を大事に。 」 私のおじいさんやおじさんや父が言ってた言葉です。
もちろん 「 今のお客さんに喜んでもらえば、また新しいお客さんを紹介してくれるかも。 」という いやらしい気持ちもありますけどね。
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