「 なんで 振込手数料が売主負担なんだ? 」と決済の際に金融機関で言われる場合がたまにあります。
その都度 売主さんにご説明している仲介業者さんを見ますが、お客さんもしぶしぶ納得されてる感じなので なんとなく申し訳ない気がしていました。
どういうことかというと、
不動産購入代金の支払いの流れはカンタンにいうと、
1.買主は 売買代金を現金で売主に渡す。
2.売主は 現金を受け取って持って帰る。
これが一番シンプルですが、1000万円以上になると
1.お金を数えるのが大変。
2.持ち歩くのが危険。
という心配がでてきます。
そこで 実務上は
1.売買代金を自分の口座にいれておく。(ローン実行後)
2.買主の口座から売主の口座に振り込む。
という手続きをとるのですが、そこで冒頭の 「 なんで 振込手数料が売主負担なんだ? 」となるわけです。
解釈はいろいろで、
「 買主は現金出金して手渡ししてもいいけど、振り込んで欲しいというから振り込むだけで、振込手数料は売主持ちですよ。 」
という解釈や、
「 支払方法を 振込にしてるんだから 振込手数料は買主負担だろ? 」といった解釈もあるわけです。
ちなみに 当社が売主さんの仲介に入っている場合は振込手数料は当社が負担するようにしています。
(7~800円のことで気分を悪くされてもイヤなので、)
たまに 仲介業者がいこじになって
「 それは売主の費用負担ですよ! 」
「 いやそれは買主です!! 」
とバカな言い合いをしているときがありますが、
「 800円くらい仲介業者が払っとけ。 」というのが 売主、買主の心の声でしょう。
仲介業者の仕事は自己主張じゃなくて 不動産取引をスムーズにすすめることですからね。
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