古い建物を壊したあと、ビックリすることがあります。
普通の人なら だいたいビックリするようです。
実際に「 ホンマにびっくりしたわ~。 」 という声を何度も聞いています。
では、「 何に 」にビックリするのでしょうか?
答えは・・・。
固定資産税額です。
具体的には 固定資産税額の値上がりの仕方です。
古い家を壊して、土地だけになると
「 建物の固定資産税額が0円になって 土地の分だけになるから、安くなるハズ♪ 」
と思ってる人は多いです。
でも。それ。
「間違いですっ!」( 唐沢 寿明 風に )
確かに 建物の固定資産税額は0円になりますが、土地の固定資産税額は居住用の建物を建てていると約1/6に減額されていますので、その減額がなくなるわけですから、単純に土地の固定資産税は6倍になります。
( 実際は4~5倍くらいになってますが。 )
そして、固定資産税の明細を見れば、分かると思いますが、古い建物は 固定資産税が結構安いです。
建物の価値は年々減少していくため、ある一定のラインまでは 固定資産税は年々下がっていきます。
だから築30年くらいの建物になると 結構安いんですね。
ちなみに道路沿いにある土地なんかだと、土地の評価が元々高いので、建物を壊したら ビックリするような価格になってきます。
道路沿いに店舗付き住宅なんかが結構多いのはその辺なんですね。
住居分が税金の軽減の対象になりますからね。
(全体の半分以上が住宅部分じゃないとダメですが。)
となると、建物を壊して更地にしたら 年間に支払う固定資産税はいくらになるのか知りたいところですが・・・。
方法は簡単です。
土地を管轄する担当役所の税務課で依頼すれば、計算してくれます。
(1時間くらいかかることもあります。)
台風や火災の被害が恐いから 建物を壊そうと思っている方。
一応知っておいても損はないので、心の準備の為にも一度調べてみてはいかがでしょうか?
UPDATE 0022 「 古い建物を壊す時には 心の準備が必要です。 」
UPDATE 2021.01.28
コメント