「あの頃は坪100万って言われたんだけどね~。」というお話をたまに聞きます。
あの頃というのはタイトルのとおりバブルの頃ですね。
ちなみに 商取引(売買)は基本的に 需要と供給のバランスで行われるので、供給に対して需要が極端に大きくなれば 値段はドンドン上がります。
バブルの頃は 不動産購入の目的が投機だったので天井知らずで上がったみたいですが 物事には必ず天井があるみたいですね。
すべて「みたいですね・・・。」で締めくくらなければならないのは 私がバブルを知らないからです。
私がこの不動産業界にはいったのが 平成10年。
バブルがはじけて数年たってましたが、この年くらいから極端に不動産の動きが止まったとまわりの不動産会社の人は言ってました。
というわけで 最低の時からこの業界に入ってますので バブルの話をされてもピンときません。
「逆に なんで売らなかったんですか?」と思いますが 値段が上がっている時に見切れる(売れる)人は少数です。
「 投資でも投機でも引き際が肝心 」と言われるとおり 「あともう少し・・・」でズルズルと時期を逃すというのが普通だと思います。
下がり始めたときに 手放せる人もなかなかいません。( 待てば、また上がると思うから )
下がりきってもう上がらないだろうなという時期に売る決意ができるのが普通です。( 私もこの部類ですからね。 )
その時に売れればいいですけど 売れない所もたくさんあるので 資産が負債に変わってしまいます。(固定資産税は毎年出ていきますので。)
バブルを知ってたら 不動産の捉え方を普通に戻すまで、まだ 時間がかかっただろうな。と思うので 私自身はバブルを知らなくて 良かったと思ってます。
★オマケ
バブルの時期の不動産会社の息子ということで 「贅沢してたんじゃないの?」とたまに言われましたが 普通だったと思います。
(でも、よく考えたら教育にはお金を使ってくれてたと思います。期待に応えられませんでしたけど・・・。)
実際 自分の家がどんな仕事をしてるのかよくわかりませんでしたし、この仕事を手伝うなんで 全然考えてませんでしたから。
でも逆に この時期に羽振りが良かった会社で もう無くなっている会社が多いのも事実なんですけどね。
コメント