「まだ 銀行のもんやがな。」
この言葉にはドキッとしましたが、こういう感覚って大事なんですよね。
これは この間 お客さんとお話をしていたときのお話なんですが。
自宅の近くに息子さんの家を建てたお客さんがおられて その方に
「イイですね。息子さんが近くに住まれて、これで安心ですね。」と言ったところ、
「全然安心ちゃうがな。まだ この家銀行のもんやがな。ローンで買うてるのに。」と笑いながら話されてました。
この「 ローン払い終わるまで銀行のもの。 」という感覚の人はそういないんじゃないでしょうか。
この方 ご商売されている方で 銀行とのお付き合いも多く、その性質もよく知っているから出た言葉でしょう。
この感覚があれば オーバーローン や 自己資金0円 は選択肢から外れてくると思いますね。
考えようによっては 銀行に家賃を払ってるようなもんなんですからね。
35年後に自分のものになるかならないかがの賃貸物件との違いのように感じますが、35年間に起こる修繕費(自然損耗)や固定資産税などの負担もあるので どっちが良いかは微妙になってきてると思います。
「買う方が良い」の前提には 不動産の価格が上がるという希望的観測も含まれてましたからね。
判断が難しい時代です。
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