相続税の納税猶予とは、20年間農地として利用するので相続税の納税をまってもらうという措置ですね。(20年後もしくは 相続人が亡くなった場合には相続税がゼロになります。)
でも、納税猶予をうけてから10年ほどしてから 売ろうと考えだす方は意外と多いんですね。20年間 農地で利用するって 長いですから・・・。
そこで タイトルの質問になるんでしょう。
当然、納税猶予を受けている期間の元本と金利を払えば 抵当権は外れますから、売ることは可能なんですが、「 それなら はじめから相続税 払っとけば余計な金利払わずに済んだな~。」となって なかなか決断できないようです。
でも 納税猶予を受けている土地全体の20%までなら猶予の一部解除ができます。
正確にいうと 20%までなら 納税猶予を受けている税金の一部を納税することで抵当権が一部解除できるということなんですけどね。
やっぱり金利は払わないといけませんが、20%以上を売ろうと思えば、100%全額納付しないといけないので そう考えると20%は税金払って 土地を売って現金化して 残りの80%は農地として20年間利用して 無税にしようという考えもアリですね。
それでも、納税してから 解除されるまで 約1ヶ月はかかるので、購入者とはそこらへんのスケジュールについても事前にしっかり打ち合わせが必要です。
分筆が必要だったりする場合は内容によっては結構時間がかかる場合があります。
タイトルの答えは 「売れますけど スケジュール管理が大変ですよ。」っていうのが正直な答えですね。
スケジュール管理が大変とは言っても そのスケジュール管理も含めて 私の仕事(仲介)なんで 当社が仲介に入れば 個人でするよりは簡単にできるのかなと思います。(・・・当たり前の話ですけど。)
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