以前 土地の仲介をさせてもらったお客さんと話をしていた時に 「土地のお金を払う時 竹田さんがいなかったら不安でしょうがなかったですよ。」といわれたことがあります。
お客さんによっては お金を払うときに私が立ち会わないと思っている人もいて 聞かれるたびに 「私も当然 同席しますよ。」とお答えするのですが、不動産取引なんてそう何回もするもんでもないので お客さんの感覚と不動産業者の感覚がずれている時が割とあります。
これはこちらが気を付けてフォローして不安を与えないようにするべきなのですが、「えっ そんな風に思われてたんですか?」という場面は それなりにあります。
その都度 改善して 次回に課題にしているのですが なかなか自分の思う100%に近づきません。
取引後にその物件の仕事について自己採点するのですが、大体70点前後が多いですね。
改善点を直すとさらにその次の改善点が気になり始めるんですよね・・・。
当然 取引の内容については毎回満足してますが、気配りとか段取りのスムーズさで改善点が出てきます。
「あの場面は 売主さんが不安に思っただろうな。」とか 実際にどう思われたか分かりませんが 勝手に想像して 次の売主さんや買主さんにはそういうお思いはさせないようにしようと次回の目標を立てるわけです。
これは売主さん、買主さんにとどまらず 司法書士の先生、金融機関の融資担当の方、建築会社の方すべてが対象です。
お金を渡して、所有権移転の段取りをいかにスムーズに不安なくするかと言うのが 不動産取引のひとつのポイントだとも思ってますからね。
もちろん そこに至るまでにも様々な重要なポイントがあるのは言うまでもないですが 「取引日なんてお金渡すだけだろ」という感じでわりといい加減な業者さんも今まで見ているので余計に気をつかう場面なんです。
「あのいい加減さは 不安でしょうからね・・・。」
実際 不動産取引の場面で必要なのは司法書士の先生だけなんですが、司法書士の先生は 「不動産をちゃんと移転登記する。」というのが仕事なので 不動産取引をスムーズにするという視点はあまりありませんから。
そういう意味では 不動産仲介業者ってのは必要だと思っています。
「 不安を取りのぞく 」というのが 不動産仲介業者の仕事ですからね。
コメント