「メリットしかないのにどうして?」っていう詰め方する営業の方 少なくないんですが メリットって言えばいうほど相手は引いていくということを見落としている人多いです。
「考えるのが面倒」っていう理由で 断る人がいるってことを知らないんだと思います。
この「考えるのが面倒」は当たり前にみんな持ってる感情ということを前提に交渉するのが基本ですね。不動産屋は。
僕みたいな仕事の仕方をする不動産屋は。のが正しいですね。
ちなみに 考えるのが面倒じゃない人はご来店いただけます。
不動産屋の店舗に行かれる方は目的や悩みが明確で それらを解決する方法を探しています。
引っ越す家を探す人や、家を売りたい人、土地を買いたい人。
そういったお客さんへの問題解決方法として、物件の資料をお渡しするわけなんで、「考えるのが面倒」の度合いはかなり低いと思います。
(誰でも 頭のどこかにはそういう感情がかならずあると思います。)
ただ、僕みたいな仕事の仕方はちょっと違ってて、遊休地の活用を提案することが多いんです。
平たく言うと、何もしてない農地とか空き地の所有者さんに 売りませんか? とか 貸しませんか? といった提案をしにいくわけです。
頼まれてもいないのに。
提案というより、はじめはお願いですね。
話を聞いてもらえませんか?的な。
なので、できるだけ簡単にわかりやすく こちらの提案を伝えます。
その段階で、相手に響かなかったら 撤退です。
というか退場ですね。一旦。
そういう現場が交渉の中心になってくると 「考えるのが面倒」 ってのは当たり前にありますし、お金に困ってないから、「考えるのが面倒」とハッキリ言われます。
税金ちゃんと払ってますから。
大丈夫です。
困ってません。ってね。
そうなると ゲームオーバーですね。一旦。
もちろん角度を変えたり、相手を変えたり、期間を開けたりして 再度ゲームに参加するのですが 理屈やメリットデメリットだけで動く話ではないことが大半です。
ただ、そういうお仕事。って割り切ってるので、ゲーム感覚 っていうのがしっくりきますね。
もちろん お客さんファーストなので、最終的にお客さんが喜んでくれて、報酬がもらえるってのがゴールなんですけどね。
お客さんファーストっていうのはどの業界でも同じだと思います。
じゃないと仕事として取り組めないですから。
「メリットしかないのにどうして?」っていうのはメリットを求めている人には お客さんファーストになりますが、そうでない人には鬱陶しいだけの存在になっちゃいます。
何事も過ぎると逆効果ですね。
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