「 なかなか商品が売れない。 」という問いに 「 商品を売ってるからだと思います。 」という回答することがあるんですが、だいたい 変な顔されます。
なかなか売れない理由として似たり寄ったりの商品が多いから消費が分散してるんだと思いますが、似たり寄ったりになる原因として 商品だけだと情報量が少ない。という理由があると思ってます。
伝わる情報量が少ないっていう方が正しいと思いますが、読み解くにも体力がいるし、そもそも読み解くものという感覚がないわけです。
絵画等のアートだと、その作品を見てその過程や背景を読み解く楽しみがあるんでしょうけど、作品ではない商品に関しては読み解くという作法もなければ、必要性も感じないわけです。
そもそも量産できるものですから。
でも、量産される原型ができるまでのプロセスにはドラマがあるはずですし、数多くの打合せや激論があったはずです。
その工程を見せてしまえば、量産された製品にもストーリーが付加されるんじゃないかな。と思います。
日産のフェアレディゼット等は 量産できる製品ですが、ゼットを買った人たちは 製品になるまでのストーリーを消費した結果 車を買ってるんだと思います。
そう考えると 製品になるまでを商品の一部に組み込まないという選択肢はない。というのが個人的な考えですが、その一例を 下記のラジオで何となくしゃべってました。
「 製品になるまで 」をアーカイブ化することで商品になる。ということを掘り下げていこうと思う今日この頃です。
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