どうする「実家」の大問題(週間ダイヤモンド)
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っていう雑誌をコンビニで見つけたので、サラッと立ち読んだ後、しっかり読みたくなって購入。
すでに問題となっていますが、もっともっと深刻化していく問題がテーマです。
跡取りがいない旧家っていうのは体感でもかなり増えている気がします。
敷地が200坪くらいある人が普通にいて、昔は大家族でそれでよかったけども 子供が一生懸命勉強して 都会の大学に行ったらば、都会で就職 → 結婚が一般的。
親のことは気になるけど、自分たちの暮らしが最優先になるのは至極当たり前の話。
で、実際両親が亡くなって「さあこの家をどうしよう。」となるんですが、ここからは通常未体験ゾーンなわけで、相続人の誰もがやりたくない手続きなわけです。
「 実家を売る 」とか「 遺品を処分する 」とか「 実家を解体して更地にする 」など考えると 費用的なことより 心情的な部分でブレーキがかかります。
これも至極普通の感情だと思います。
しかし、相続の手続きは10ヶ月以内に申告しないといけないわけで・・・。
というわけで、私もこういう現場でお手伝いをさせていただく時は、心苦しいですが、スピードを優先していただくようにアドバイスさせていただきます。
10ヶ月というゴールが決まってるわけですから、早くスタートした方が余裕を持った判断ができるわけです。
それでも正直しんどい作業だと思いますね。
そういう思いをされた親御さんが自分の息子たちに同じ思いをさせたくないというやさしさから、「 持ってる不動産を早めに売却して現金化しておこう。」という判断をされる方も増えてきました。
現金だと相続時も分けやすいですし、時代の変化という意味でよほどのことがない限り 今後は地方の不動産の価格は横ばいか下降線だと考える方も多いからです。
実際に10-20年くらいで限界集落になっている地域は太子町から車で1時間圏内のエリアにあります。
限界集落とは過疎化で50%以上が65歳以上の高齢者になっている地域のことらしいですが、このように数値で定義すると今後もっと限界集落は増えると思います。
日本は少子高齢化まっしぐらなわけですから、端的に言うと「人が減ってて これから増える見込みがない。」ということですからそういう地域の不動産の価値が上がるわけがないです。
移民を受け入れるか、観光産業をテコ入れして海外からの観光客を受け入れ態勢をもっとしっかりさせるか。といった国や自治体の明確な指針があれば少しは安心しますが、それもあやふやです。
といいながらそんなに悲観視はしてないんです。実は。
昨日のブログでも書きましたが、問題が多ければ多いほど隙間が生まれて その隙間を埋めるべくベンチャー精神を持った誰かが新しい何かを世に出すと思うからです。
それは昔からずっと同じなんだと思います。
というわけで、都市計画がうまくいかないのも昔から同じなのです。(苦笑)
失敗しても誰も責任とりませんしね。
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