「 平屋の家に住みたいんです。 」
って言われるお客さんって 結構多いです。
もちろん 子育てど真ん中という人ではなくて 子育てが終わって 夫婦2人が住む家として考えるお客さんですが。
個人的には 平屋でも2階建てでも 価格が倍になるわけじゃないんで、使わないとしても2階建てをお勧めします。
何故かと言うと 将来売却するときに 平屋って 需要が少ないんですよね。
「 えっ? セカンドライフを目前にした 夫婦は 平屋を求めるんじゃないの? 」
と言われそうですが、
そういう人は中古より新築を求めます。
あと、住宅より 旅行とか趣味にお金を使う傾向にあるみたいです。
『 モノより思い出 』ってことでしょうね。
というわけで 家がどうしても欲しい人たちは やっぱり 子育てど真ん中の世代なんですよね。
そう考えると 将来売却できるように 2階建ての家のがいいと思うんです。
もちろん 平屋が2階建ての半額で建つんであれば それもいいかと思いますが、住宅費用の大部分は設備関係にかかるので 単純に面積が半分だから 価格も半額っていうわけにはいきませんから。
まー。そういう話になると 『 だったら今ある2階建ての家をリフォームするよ。 』って話になるケースがほとんどなんですけどね。(汗)
2階建てだったら 借家として貸しても 平屋よりは高く貸せるし、売るときも平屋より売りやすいですから
(需給のバランスを考えると。)
将来 相続などを考えると 資産を処分しやすいようにしておくことで 子供やお孫さんの将来の負担を減らすことができると思います。
「 財産を持って死ぬことはできない。 」
というのは 悲しいですけど 事実なので ずーと持つことができないんだったら 手放すことも選択肢の一つですよ。
過去は 手放すことが 衰退を意味したかもしれませんが、今は 自由になるための選択肢の一つなんです。
セカンドライフは今まで背負ってきたたくさんの荷物を徐々に降ろしていく時期なのかもしれませんね。
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