「 撤退障壁を低くすることを考える。 」
これ お店を始めようと思う人には 頭の片隅にでもいいので置いといてほしいですね。
撤退障壁なんて言葉を見ると難しそうですが、要は 「 店を辞めるときに辞めやすい状態にしておく。 」ということ。
撤退するときの壁を低くすることですね。
例えば 1,000万円投資して店の改装をして 商売をはじめる場合 最低1000万儲かるまで 辞められないですよね。
これが100万円だったら とりあえず100万円儲かればトントンなので 店の状況によっては辞めることができます。
この当たり前のことを 考える人は本当に少ないんですね。
自分が失敗するなんて一切考えないわけです。
「 今から店を始めよー!!」って時に失敗するイメージなんて持つとやる気が失せますから 当然と言えば当然ですが。
単純に1000万円儲けるより 100万円儲ける方が簡単なわけで、時間も短くて済みます。
実際 未来永劫続く商売なんてないわけで 3年前後で事業の見直しを迫られるパターンが多いですからね。
3年後には新たな投資をしないといけない前提で考えると最低でも3年で投資金額は回収したいところです。
ただ 「 撤退障壁を低く。 」と考え出すと店舗を借りる事自体 慎重になると思います。
でも それでいいんです。
不動産屋的には × ですが、 無店舗形態でできる事業を考えて 軌道にのれば店舗展開する方が リスクはすくないですからね。
というわけで 「 商売始めるならまず店舗を借りないといけない。 」というアナログ発想が抜けないうちは 起業はオススメできない。というのが本音です。
( このブログでも何回も書いていることなので 『 頭のおかしい不動産屋 』と思われているかもしれませんが。 )
「 世の中の常識 」 は『 誰か 』にとって都合のいいものなので、その『 誰か 』が自分かどうかをよく考えて行動することが これからは重要だと思っています。
「 世の中の常識 」 が自分にとって都合の良い場合はかなり少ないのが現実ですけどね。(体感的に。)
まずはそこからだと思います。(相変わらず 私の提案は地味だな・・・。)
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