賃貸ハイツの建設ラッシュかのごとく 賃貸ハイツの建築が進んでいます。
賃貸管理会社も 8月~9月の入居の旬に間に合わせたいと思いますが、散歩してても結構な数が建築中になっています。
相続対策で建てている人がほとんどだとは思いますが、競争相手があまりにも多すぎやしませんか?
個人的には 賃貸ハイツの建築を 土地を持ってる方にオススメすることはありません。
なぜなら 出口(=売り方)が見えないからです。
建物は必ず 古くなるわけで リフォームや修理をすればいいですが、設備はドンドン古くなるので 新しく建つハイツに勝てないので、家賃の値下げがはじまります。
それでも 入居者が付かない現実が今すでにあるのに・・・。
最悪 ハイツを売ろうと思っても 総額がはるので購入者が少なくなってきます。供給>需要となってしまうわけです。
しかも ハイツは家(中古住宅)と違って 利回り、収益率が重視されるので 販売価格が利回り何%かという基準で決まってしまいます。
ハッキリ言って売るときメチャクチャ不利です。
「中古の賃貸ハイツを安く買って、リフォームして入居者を付けて満室状態で売る。」 これが出来ればいいですが、売却時に利益を出すためには 相当 安く買わないといけないですし、売るタイミングなどを考えると かなりの上級編になると思います。
相続対策でハイツを建てる場合は 借金が多くないといけないので 「安く買って~」というのと相反します。
ということは相続対策の時点で 売却というオプションは 考えないということでしょう。
(基本的に土地を売りたくないから 建物を建てるわけですから。)
でも 入居者があってこそ 収入があるので資産ですが、入居者がなくなると負債にしかなりません。
というわけで すでに賃貸ハイツが構造的に利益が出にくいケースになっていると思うのでオススメはしません。
「 新しい 」という点でしか差別化ができませんからね~。
「じゃあ 何がオススメなんだよ~!」と言われそうですが、すでに当社では 戸建て賃貸物件のご提案を何件かさせていただいています。
これは出口対策もバッチリですし、相続対策もバッチリですよ。
まっ 最近 ブームなんですけどね・・・。
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